こんにちは。パーソナルジムBe more荏原中延店です。
皆さんは、『サルコペニア』という言葉を聞いたことはありますでしょうか?
なかなか聞き馴染みのないワードだと思いますが、実は知っておいた方がいい言葉なんです。
今回は、『サルコペニア』とは何なのか?をお伝えしていこうと思います。
サルコペニアとは?
そもそも、名前も分からなければ、何の事を指しているのかも分からない方が多いと思いますので、その概要から。
『サルコペニア』とは、加齢に伴う筋肉量の減少を指す言葉で、
ギリシャ語で「筋肉」を指す”サルコ”と「喪失」を示す”ペニア”を組み合わせたものになります。
この『サルコペニア』が起きる事で、転倒や骨折などの怪我のリスクが増すとともに、将来寝たきりになってしまう可能性が高くなるんです。
大枠を捉えていただいた所で、具体的にどのくらいの方がなっているのか?
加齢に伴い筋肉量がどのくらい減少するのか?をお伝えしていこうと思います。
サルコペニアになっている割合とは?
加齢による筋肉量の減少を指す『サルコペニア』
老化現象と思われがちですが、現在では、疾患として位置付けられており、
様々な疾患の重症化につながってしまったりするため、とても重要視されている疾患なんです。
現在、65歳以上の高齢者の15%が「サルコペニア」と言われており、
2019年時に、高齢者人口が3,589万人とされている事から、約500万人以上の方が「サルコペニア」になっているという事なんです。
冒頭でもお伝えしましたように、加齢に伴うものなため、年齢が上がれば上がるほど割合が高くなっています。
では、この筋肉の減少が加齢に伴いどのくらい現象するのか?を次に見ていきましょう。
加齢による筋肉量減少の傾向とは?
実は、人間の筋肉減少は、20歳から始まっていると言われているんです。
意外に思われた方も多いと思いますが、意外と人間の劣化は思っているよりも早めに始まるんです。
だから、気づかずにどんどん進行していき、目に見えて自分でも身をもって実感する頃にはだいぶ進んでいる事を覚えておく必要があります。
実際にデータとして、各部位別の筋肉の減少具合を記したものを見てみると、
下肢は、20歳代頃から著しく減少傾向が見られ、上肢は、高齢期に。体幹は、中年期まで増加し続けた後に減少していく傾向が見られるんです。
それだけでなく、全身の筋肉量は中年期頃までは、ほぼ横ばいになり減少していくとされています。
筋肉量の減少率具合を見てみると、下肢→全身→上肢→体幹の順で減少が大きく見られます。(『日本人筋肉量の加齢による特徴』より)
つまり、ここから何が言えるかというと、何もしないと、日常生活が不自由になる事はもちろん、寝たきり状態になる確率が高いという事なんです。
怪我して入院や手術をした事がある方は、実感した事がある方も多いかと思いますが、1週間以上ベットの上で横になった状態で生活しただけで
筋肉量がすごく落ちて、立位が不安定に感じたり、目で見て部位が細くなっていると感じた事はありませんか?
このように、短期間でも使わないと筋肉量は減りやすくなってくるんです。
最後に
ここまで、『サルコペニア』についてお話をしてきました。
我々人間にとって、老化や筋肉減少などを完全に防ぐ事は正直できません。
どんなに頑張ったとしても限度があるものです。しかし、これらを最小限に抑える事は可能です。
だからこそ、日頃から運動習慣や筋肉を減らさない努力が必要なんです。
将来も身体の不自由なく生活していきたい。他の人になるべく迷惑がかからないように生活したい。と考えられている方は
特に、今からでも、運動やトレーニングを始める事をお勧めします。
自分の身体は自分でしか変える事はできません。運動はした分だけその効果は、貯金となって将来に帰ってきます。
『サルコペニア』にならないためにも少しずつ、生活に運動を取り入れていけるといいですね!
パーソナルジムBe more荏原中延店では、トレーニングの他にも、このような、その方に必要な生活でのアドバイスなどもさせていただいております!
トレーニングの他にも、このような、その方に必要な生活でのアドバイスなどもさせていただいております!
トレーニングに関しても、それぞれのニーズに合わせて、